

小型化とハイスペックという矛盾するテーマを両立させたデジタル一眼レフ、ペンタックス K-7の標準ズーム(smc PENTAX-DA 18-55mmF3.5-5.6AL WR)とのセットです。
小型化とハイスペックと記しましたが、現在は型遅れ、お世辞にも小型ともハイスペックとも言いがたく、寧ろマグネシウムホディの重さが気になるほどになってしまっていますが、さりとて、中古も出回り始め、新品価格もこなれてきているからこそ、改めて見直したく紹介してみるものです。
フィルム時代からのペンタを知る者としては、例えばAF機能、または夜間撮影や動画撮影の性能を高めようとすると、レンズとの相性もありますが、些かシャープな描写となる質にならざるを得ないのかもしれませんが、現行のペンタの多くの機種の鋭い描写には些か戸惑わざるを得ないのが正直なところ。
このK-7は、昔ながらといっては語弊もあるかもしれませんが、発色が良く、柔らかな描写をしてくれるところが、ペンタらしいところではないでしょうか。
何より今では手にしっくり収まる適度な大きさとズッシリ感のある重さといえる様相で、撮影時は如何にもカメラを構えているといった気分を高めてくれもするものです。各操作に付随する剛性感も、数多のプラスチックモデルにはないものです。
日進月歩の昨今にあっては高感度に弱いところ、AFの動きの鈍さも気にならざるを得なくなってしまっていますが、視野率の広いレンズとのこのセット、同程度の性能を現行モデルを他社機種も含めて求めると1.5倍から2倍の支出が必要ですから、今なお高い防塵防滴性能も含めて考えると、非常にコストコンシャスなキットなっていると思います。
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