

シンプルなフィルム式一眼レフカメラです。
絶滅寸前のフィルムカメラ、一眼レフタイプとなると更に貴重になっている訳ですが、構図や光の具合を考えながら僅かな祈りのような気持ちを持って押すシャッター、そして微かな不安と達成感を持ちながら巻き上げるフィルム……
この一連の緊張感は、デジタルカメラにはない快感(?)です。
この品はとにかくシンプルなものですので、一事が万事、マニュアルです。明るい写真にしたい、暗めの写真にしたい、また背景をボカしたいと思ったら、絞りやシャッタースピード、ピントを自分で設定したり調整したりしなければなりません。
デジカメに慣れてしまうとこれが面倒なのですが、その面倒さになれると今度は、イヤよイヤよも好きのうちに……(苦笑)。
ただ、いかんせん往年の銀塩カメラを知る身からすれば、このカメラ、甚だチープです。ボディはプラスチックで非常に軽々しく、シャッター音からして節度がない。掃除がてら分解してみますと、中身がコシナでいやはやOEM機種だったのかと判ってちょっとガックリ。
さりとて、これは年寄りの老婆心。
フィルムカメラにはトイカメラにそれなりの機種が流通していますが、本格的にファインダーを覗いてシーンを切り取り、フィルムに焼き付けてみたい欲求を持っているものの、さりとて誰がどのように使っていたか判らない中古カメラを買うのはちょっと億劫、そういう方には最適なセットになっています。
ニコンFM10ボディに、Aiズームニッコール35-70mmf/3.5-4.8S、専用カメラケース、ストラップが付属します。
※品切れの際はコチラでも確認ください。⇒ Click

