


一般的なコンパクトデジカメ並に気負いなく気軽に撮影が楽しめるミラーレス一眼機です。
メーカーが「ストロボ内蔵レンズ交換式デジタルカメラのボディとしては世界最小・最軽量のモデル」と謡うようにコンパクトなボディですが、無骨な男性の手にも、そして手の小さめの女性にも、意外にホールド性の良い印象が受けられます。これは前面の流線型に盛り上げられたグリップによるものもありますが、偶然なのか企みなのかは定かではありませんが、どうやらディメンジョン上の重量バランスによるものも多分のようで、ボディを握ったときに自然な位置にあるシャッターボタン、また、背面のコントロールダイヤルが節度あるもので、スムーズかつ正確な操作ができることでホールド性の良さを強調して感じさせるようになっているようです。
ポッブアップ式のストロボがボディのトップ(軍艦)中央に内蔵されているため、アクセサリーシューなどが着けられないようになっていることで、この辺りは従来の一眼に慣れてきている方には少し残念に感じるかもしれませんが、しかし、実際にフラッシュが必要な場合、ボディ中央で立ち上がってくれるのは、射撃の照準を合わせるのと同様の感覚というと些か物騒ですが、レンズと同じベクトルの一線上にあることが、精神的な安定感を覚えられることになっていますので、ホールド性の良さとともに、パナ開発陣はこのモデルに従来より更に人間工学を持ち込んでいると察せられます。



撮像素子はDMC-GF2と同じ1210万画素の4/3型LiveMOSセンサーで、動画はAVCHD形式のフルHD動画記録に対応し、液晶モニターは3型46万ドットのタッチパネル方式。
感圧式タッチパネルは、タッチペンが付属していますが、指での操作でも反応はよく、ピント合わせもスムーズです。
従来より狭いAFエリアで合わせたい被写体にピンポイントでピントを合わせられる新機能、ピンポイントAFでは、タッチした部分が約5倍に拡大され、画面上のAFエリアをドラッグして動かすことでピント位置を移動でき、例えば花にとまるハチや蝶などを撮る際、花側にピントを合わせたり、ハチや蝶側にピントを合わせたりと微調整できます。
また、0.1秒AFは、タッチ感度の良さが効いて、すかさずシャッターを切ってくれますので、動きあるモチーフを撮るのに便利です。(ちょっと速過ぎるので、少し慣れが必要です)
従来のマイカラーモードから名称変更したクリエイティブコントロールを備えますが、フィルター系のモードに進化、液晶モニターで効果を確認しながら撮影するフィルターを選択でき、ジオラマ、ポップ、レトロ、ハイキー、セピア、ハイダイナミックの6種類が選べるのですが、効果は少し抑え目です。
新しい撮影モードとして「iA+」(インテリジェントオートプラス)が搭載され、従来の「iA」と違い、ボカシのコントロール、明るさ調整、色合い調整をすることができるようになっています。



総じて、いい意味でコンパクトデジカメ化した一眼レフカメラだと言えると思います。
それは特に操作に関して感じられ、基本的なところがそれこそ説明書を読まずとも、先述のホールド性の良さもあって、誰にでもすぐにこなせるようになるのですが、やがて使ってるうちに様々な機能が身体で覚えていけるようになっているのです。
ちょっと困ったのは、小型化し過ぎてストラップ穴まで小さくなってことで、汎用の一眼レフ用(両掛け)ストラップが着けられず…
おそらくデザインから考えて、女性購買者も多いと思いますので、かわいいストラップに変えたいという時は、丈夫な部類に入るトイカメラ用のストラップを手に入れられると良いでしょう。
外形寸法:幅107.7mm×高さ67.1mm×奥行32.5mm(本体のみ、突起部を除く)
有効画素数:1210万画素
動画機能:フルHD動画対応(1920×1080/30fps)
連写:3.8コマ/秒
液晶サイズ:3.0型タッチパネル液晶(約46万ドット)
対応記録メディア:SDXC/SDHC/SDカード