


・ ブルー ・ オレンジ ・ レッド
スリムでコンパクト、そして名前の通り内容も非常に"イージー"なコンパクトカメラです。
最大記録解像度1200万画素ほどで、"コダック最新"のテクノロジであるースマートキャプチャー搭載で、 あらゆる状況でカメラが自動的にシーンを認識、最適な設定を行うとこのことですが…
果たしてトイカメラを嗜んで、かなり作りの酷いカメラも楽しんできている管理人ですが、このカメラについては誠に評価し辛いものがあります。
まずデザインが些か凡庸とはいえつまらないギミックがないだけに心惹かれる方もいらっしゃるかもしれず、管理人もそこに何かしら"爪"が隠されているやもしれぬと手を出してしまったのですが、手振れ補正がないのは予め認識していたとはいえ、売り文句のスマートキャブチャーからして一般的なコンパクトデジカメとしてみると前時代的な遅れを感じざるを得ず、撮れる画像も、かつてフィルムで一世を風靡したコダック社製品だけに魅力的な発色があるかといえば、ただひたすらキレがなければ味わいもないという訳でトイカメラほどの面白さもないのです。
かくしてその設定における操作性も簡単かというと、ただ撮るだけならそのままシャッターを押せばいいものの、露出補正するのにもカメラを弄っているだけではどうしても理解できずに、何度も英文の説明書を見直さなければならない有様で…
もしこのカメラに興味を持たれた方がいらっしゃったなら、できればネット上にある様々な意見を充分に考慮して、手に入れられる際は諦めと開き直りをもって戴きたく思います。
いえ、ちゃんと写るんです、そして、デジタルズーム5倍、光学ズーム3倍と組み合わせて15倍のズームもそこそこ働いてくれますので、撮れた画像を日常を伝えるブログにアップするなどある種のアリバイ作り的な撮影をするなら何も問題はないとも思いますし、仮にこのカメラに魅力を感じているという方がいらっしゃってもそれを批判するつもりは毛頭ありません。
ただ、余りにメーカー側のカメラ作りに対しての情熱の無さが感じられて、ただただ哀しくなってしまったという訳なのです。
[仕様概要]
イメージセンサー:1/2.33インチ CCD
有効画素数:1220万画素(4026 x 3026ピクセル)
記録メディア:SDまたはSDHCカード(別売:32GBまで動作確認済み)
内蔵メモリー:32 MB (画像保存用として約20 MB)
デジタルズーム:5倍 光学ズームと組み合わせて15倍
液晶画面:2.7インチ、23万画素
オートフォーカス:TTL-AF マルチAF、センターAF、顔優先
フェイス検出/フェイス認識:あり
シャッター速度:1/8~1/1400秒
フラッシュ発光モード:オート発光、強制発光、赤目軽減発光、オフ
画像記録フォーマット:静止画: JPEG(EXIF2.21)
動画:Quicktime(MOV)、コーデック: Motion JPEG、オーディオ:G.711 mu-law
動画撮影:最大4 GB、VGA(640 x 480、30フレーム/秒)
コンピュータとの通信:USB 2.0、KODAKカメラUSBケーブル(Micro B / 5ピン)使用
マイク/スピーカー:あり
PICTBRIDGE:対応
電源:KODAKリチウムイオン充電式デジタルカメラバッテリー「KLIC-7006」(充電は5V AC/USBアダプター)
三脚ねじ穴:1/4インチ
サイズ:W92.0×D40.8×H123.0mm(最大寸法、突起部除く)
質量:約242g(電池、SDメモリーカード込み)
付属品:リストストラップ、ユーザーガイド、充電式リチウムイオンバッテリー(KLIC-7006)、USBケーブル(充電兼用)、バッテリー充電器