野鳥撮影が楽しめる光学30倍、望遠(840mm)が特徴のちょい大きめのコンパクトデジタルカメラです。
というか、コンデジで気軽に望遠、デジスコのようなこと楽しんでみたいという方に特化したといってもいいカメラです。
いよいよ、生産停止しているものの値段もこなれて中古も出てきていることから、手頃な在庫を狙いには良いのではないかと改めて紹介するものです。
はてさて、広角28mmから望遠840mmまでの光学30倍ウルトラズームレンズを搭載したコンパクトで薄めのボディで、実際、コンデジとして考えるとレンズが甚だ大きめですが、一眼レフで840mmの望遠レンズを持ち歩くよりはずっと身軽に済むこのカメラ、高感度は些か苦手、テレ端で画質にノイズが目立つようですが、ワイ端はそう気にならないものです。少なくとも望遠を使っての、水辺なとで休む小鳥などを撮るうえではしっかり撮れます。背景ぼかしモードが備わるものの、先述のテレ端が苦手なのが功を奏して、使わずとも適度にボケて撮れてしまい、これが結構、味わいあり写真が撮れたりするところがあります。
その他、ハイビジョンムービー撮影機能、被写体の顔を自動検出してピントを合わせる顔検出AFに、露出を最適にコントロールするフェイス＆バックコントロール機能、動く被写体を自動で追尾しピントを合わせ続ける自動追尾AFに、暗闇でのピントあわせをサポートしてれるAFイルミネーター機能などが備わりますが、可もなく不可もなくという感じ。
バッテリーの持ちには賛否両論あるようですが、やはり予備は持っていて損はないでしょう。
とにもかくにも、一眼レフで800mm望遠レンズをそろえたり、またデジスコきっとを別途買い求めることを考えると、多少オビびに短しタスキに長しといった感もないではありませんが、屋外での野鳥などの撮影、また運動会など催し物でお子さんを動画で撮りたい場合などにも対応する、そこそこ対応するうえでは、少なくとも1台で済むこと、支出も少なく済む点で優位性が高い一機といえるのではないでしょうか。
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