

灯油タンクに放り込むだけで、燃費、燃焼力、そして、臭いが抑えられる、繰り返し利用可能な触媒です。
自動車用の燃料活性触媒を灯油用に濃度調整したもので、その原理は、石油に含まれる燃焼の要となる炭素の分子を小さくして燃焼効率を高め、それにより、これまで燃焼が不完全であるがために浪費されていた分の灯油も燃されることにより燃費向上、同時に一酸化炭素を始めとする有害物質も燃されるために臭いも出にくくするということになっています。
この手の活製剤、既に自動車用品の世界では数多溢れており、効果についても甚だ首を傾げざるを得ないものも少なくなく、この品についても失礼ながら使い始めはそう実感を覚えられないのですが、灯油タンクを半分ほど使ったところで、石油ストーブを切った時の石油臭の少なさにふと気づかされることになりますので、その点では確実な効果があるようです。そして、大きな燃費向上は望めないようですが、燃焼効率においては高められるものとなっていますので、密閉性の高い部屋での利用の場合は、定期的な換気はもちろん必要ですが、暖気においては保温性も高い訳ですから、理屈では灯油の消費量は通常よりは少なく済むことになります。
ともかく、ストーブにしろファンヒーターにしろ、臭いを防ぐフィルターを備えていてもどうしても臭いは防ぎきれないのが実情、臭いだけでも軽減できる点、そして、繰り返し利用できて、灯油に浸しておくか、乾かして保管しておけば来シーズンも使えるという経済性がある点では、利用しても損のないものとなっています。
