

扇風機として、サーキュレーターとしての双方の機能を独立させながらも一つに組み合わせたうえでサイズも必要最低限のサイズ、随所に独自技術も盛り込みながらもコストパフォーマンスにも配慮した設計のサーキュレーター扇風機です。
特徴を幾つか挙げますと、まず扇風機およびサーキュレーターの肝といえる羽根は一般的な3枚ながら、その形状は中ほどは直線的に遠くまで届く風を作り出すものとして、外側は左右上下に広がる風を作り出す設計となっており、次に首振りは自動で左右約70度、サーキュレーターとして必要な上下は手動で約110度角度調節が可能となっており、何よりこのモデルにおいてエポックなところは、これは省電力化と静音性にも寄与しているDCモーター(最大で16Wに抑えられている)を採用していることから可能なのですが、羽根を逆回転できる機能を備えるところです。
つまり、一般的には前にしか発生させられない風をして、羽根を逆回転させることにより後ろに出させることができる訳で、例えばこれを利用して首を真上に向けてのサーキュレーターとして利用した場合、床に向かって風を吹かせることにより、部屋上部に溜まった空気を循環させることができます。それなら一般的な前向きしか風を出させられないサーキュレーターでも天井に向けて吹かせれば充分に空気は循環させられるという方もいらっしゃるかもしれませんが、床は塵や埃を立たせないように掃除はできても、天井付近や家具上部の掃除というのはなかなかしにくいという訳で、特に冬季など余り埃や塵を舞い上がらせずに、加えて8段階で風量が調整できることも含めて効率的かつ好みのサーキュレート(循環)が可能という風になっています。
はてさて、ここまで書くと非常に優れており、コストパフォーマンスに優れると先述しましたが、価格も1万円を切る価格で手が出し易くなってはいるのですが、その操作方法にはちょっとコツが要るものとなっています。コツといいましても、操作法さえ覚えればどうってことはないのですが、基本的にスイッチ類がベースパネル上で扇風機とサーキュレターとで別になっており、例えば風量をしても段階で扇風機とサーキュレターでは大きく違うものとなっています。例えば扇風機で5くらいの風量だろうとサーキュレーターで5にセットしますが、扇風機で8以上といえる風が立てられて、ちょっと驚きます。ではねサーキュレーターで8にしたらどうなるかといいますが、正しくブゥーンッといいますか、ゴォーッといいますか、些か大袈裟ながらプロペラ式の飛行機もかくやと思わせる暴風が立つことになります。そして、また些か悩むのが、就寝時に使いたい切タイマーで、当初は7.5時間まで可能と聞いていたものの、ベースパネルには0.5/1/2/4時間のLEDランプしかない、果たして同使うのかと改めて説明書を見ると、スイッチを操作して各LEDランプを点灯させ、0.5/1/2/4時間を一つずつ足し算しながら操作していくようになっていますで、ホームセンターなどで売られる廉価モデルを使ってきた方にはやはり面倒なところになっていると思われます。電源においても、ACアダプターを利用してのものとなり、アダプターがコンセントを占拠する可能性もあり、コードも細く少し頼りないなと感じさせるところがあります。
このようにコストにも配慮したがうえに少し操作に面倒なところもあるものに仕上がってはいますが、随所に工夫が施されて扇風機およびサーキュレターとしての性能を、その幅260×奥行260×高さ500~645mmというコンパクトサイズながら充分に発揮する設計として、1万円を切る価格ということで、なかなか魅力あるものとなっていますので、果たしてとりわけ芸もないのに泡銭を稼いでは寸時を謳歌している家電芸人さんたちが薦める高価格モデルとなれば軽く2万円を超えるものとが殆どというこの御時勢、高機能ながら手頃になる分、多少は手間が掛かるのは仕様がないと考えられる方には薦められるモデルとなっています。
サイズは幅260×奥行260×高さ500~645mmで、重さ2.0kg(ACアダプター含む)。
消費電力は最大16W。
セット内容は、本体、リモコン、ボタン型リチウムイオン電池CR2025(リモコン装着済)、ACアダプター、リモコンホルダー取扱説明書(保証書)になります。

