
⇒カメラは詩的な遊びなのだ。
前著『カメラは知的な遊びなのだ。』は「知の創作手段」としてのカメラの使い方に焦点が当てられていましたが、本書ではその先の写真術、「写真を詩的な存在にまで高める方法」を伝授すること、それが目標とされています。
田中長徳氏がオリンパスPEN E-P2で撮影した北欧ヘルシンキの写真を織り交ぜながら、詩的な写真とは如何なるものか、詩的な写真を撮影するにはどうすればいいか、銀塩&デジタルカメラの買い方、ムービー撮影への誘い、工業デザインとはどうあるべきか……などを奔放にレクチャーしています。
といって、そう小難しく書かれてありません。
日常を少し距離を置いて眺めて、斜め横、あるいは高みの視点からも観察してみようという知的な洒落っ気が肝。
撮影テクニックに惑わない、"チョートク流"詩的カメラ生活の極意が書かれています。