

海外仕様の220-240V地域用の炊飯器、5.5合炊きです。
私事で恐縮ながら、各期間2、3年ほどとはいえ幾度か海外に滞在せねばならなかった経験からして、一番、辛かったのは、まともな白く温かいご飯が食べられる機会が少なかったことです。
いえ、既に久しく、地域によっては日本人も沢山いて、お米も手に入れ易いところはあるにはあるのですが、たまたま日本人が余りいない、お米もあるにはあっても縦長の野菜の一つとして食べる類のもので、また贅沢品だったりするものしかない地域にいたものですから……
果たして現在、もうそんな思いをすることもなかろうと思っていたところ、海外出向中の友人から悲痛な連絡。
「米と、炊飯器を、頼む……」
ヨーロッパの有名な工業地域にいる筈で、そこには日本人だって多くいる筈なのですが、意外に未だお米と炊飯器を手に入れるのが難しいところはあるようです。
この品は、熱が均等に伝わってふっくら炊き上げることができる黒丸圧釜を採用し、再加熱、保温機能を利用してもお米の変質が少なく、また、無洗米や玄米、分つき米も炊けるコースを備えた日本製です。
つまり、海外の電圧に対応しているというだけで、他は日本で売られている炊飯器と何ら変わることはありません。
何ら変わることはないとは些か突き放したような言い方に聞こえるかもしれませんが、海外において日本と何ら変わることがないものが食べられるというのは非常に幸せなことなのです。それこそスタイル抜群の美男美女に出会えても、日本人のお米を愛する気持ちを満たすほうがどれだけ充足感が大きいことか。(単に管理人の場合は食い意地のほうが張ってるだけなのですが)