

コンパクトでボディと同色のレンズも揃えられてデザインに配慮さながらも、上級機種に迫るカスタムも可能なニコン初のミラーレス一眼、プレミアムモデルです。
新たに開発した画像処理エンジン「EXPEED 3」は、CPUユニットと画像処理ユニットをデュアルで搭載。そして、ボディのコンパクトさと描写性能を両立させる為に新たに「ニコンCXフォーマット」も開発。有効画素数1010万がそのCMOSセンサー(13.2×8.8mm)が高性能かつ色鮮やかな映像を創出します。撮像面位相差AF用画素を内蔵し、高速・高性能なAFを実現。これにより、圧倒的なスピードの画像処理を実現。動画と静止画の同時記録や「モーションスナップショット」、「スマートフォトセレクター」などで威力を発揮します。
そして、静止画や動画、さらには新しい映像表現も見据えて、Fマウントに次ぐ新たなマウント「ニコン 1マウント」を開発。1 NIKKORレンズの描写能力とニコンCXフォーマットCMOSセンサー、さらにはボディの小型化とNikon 1のあらゆる撮影性能をつかさどるマウントです。


シャッターボタンを押すと、静止画とその前後の約1秒間の動画を同時撮影。モーションスナップショット画像を再生すると、はじめに動画がスローモーションで約2.5秒再生され、続いて、静止画が連動します。
シャッターボタンを半押しするとピントが合い、先取り撮影がはじまります。シャッターボタンを全押しすると、前後、20枚を抽出。その中から、手ブレやフレームアウトした写真などを除外してベストショット候補の5枚とベストショットをカメラが自動で選んでくれます。
640×240ピクセルで400fps、320×120ピクセルで1200fpsという滑らかなスローモーション映像が撮影できます。ゆったりとした印象的な映像表現が可能。通常の動画と併せて、演習すれば、よりメリハリを効かせたムービー作成もできます。
個人的な総評というか印象としては、ミニマルなデザインでカラーバリエーションも5種というカジュアルさですが、非常にコンパクトながら手触りには固まり感と程よい重量感があり、FマウントでAFも利かせられるとなると、結構、硬派なシブさを抱き持ったカメラであるという感じさるを得ず、例えば、皆でワイワイ騒いでいるときにパチリというより、独りブラブラと街を歩きながら気に入ったシーンを切り取って歩くといった私的(詩的?)な使い方が似合いそうに思います。


[仕様概要]
本体サイズ:H61×W106×D29.8mm(突起部含まず)
本体重量:約234g(本体のみ)
液晶モニターサイズ:3.0型TFT液晶、約46万ドット、明るさ調節可能
有効画素数:1010万画素
ISO感度:ISO 100~3200(1段ステップ)、ISO 3200に対し約1段(ISO 6400相当)の増感が可能 感度制限オート(100~3200、100~800、100~400)
シャッタースピード:(エレクトロニックシャッターのみ搭載)1/16000~30秒(1/3ステップ)、Bulb、Time(別売のリモコン ML-L3使用)
連続撮影速度:最高約10コマ/秒、約30コマ/秒、約60コマ/秒 連続撮影速度最高約5コマ/秒
記録メディア:SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード
CCDサイズ:13.2×8.8mmサイズCMOSセンサー、ニコンCXフォーマット
動画撮影種類:ファイル形式/圧縮方式はMOV/H.264/MPEG-4 AVC 記録画素数/フレームレートはHD動画:1920×1080(60i)、1920×1080(30p)、1280×720(60p) スローモーション動画:640×240(30p)、320×120(30p) モーションスナップショットモードで撮影した動画は1920×1080(60p)
有効撮影画角:2.7倍