

クロカン四駆の名車、アメリカでは未だ人気が高く、俗にアーリーブロンコと呼ばれる1973年式フォード ブロンコの1/10スケールのRCカーの、プロポやバッテリーとのセットです。
このXBシリーズ、チューンアップや好みのセッティングのできる準競技者向けノメカニズムを持つものの、マニアにの方には箱から出してすぐに走りが楽しめる電動ラジオコントロールカーなどといった感じで、レベルと共に実際、限界も低いと言われていますが、さりとて、ビギナーはもろろんですが、取り立てて競技に出るつもりはなく、ただ輩出されるモデルの実車に思い入れがあり、スケールモデルでは満足できない者(管理人のことですが)には、非常に手軽に愉しめるという意味で有り難い存在なのです。
このブロンコにしても、今でも時折、映画などで挫折を味わった主人公が山にこもったりする場合で愛車に選ばれていたりするものですが、実際、アメリカの田舎では未だに大事に愛用している方が多いクロスカントリー4WD車で、独特の四角いボディ(デザインが手抜き?)に短いホイールベースが作り出す佇まいというのは、いかにも開拓時代の心意気を残した者たちが多少の汚れや傷を気にせず使い込んでいる雰囲気が漂っていて、誠に格好のいいものなのです。(誠に自己満足ですが)
とりわけこのRCカーのモチーフとなっているホワイトルーフの1973年型のワゴンタイプというのは、四角いながらも要所要所に微妙なふくらみを持つボディも伴って、荒々しさとエレガントさがいい意味で強引に組み合わされているようで、そのケレン味のない不器用さがまた味わい深いものなのですが、それを日本の模型会社は優れた計測法と、実車が作り出している視覚的な感覚を大事にした再現力で、そこへきて、フロントグリル、ライトカバー、ドアミラーなどメッキパーツも違和感なく再現されていますので、実車さながら存在感を醸すのに成功しています。そして、高輝度LEDを装備して、フロント、リヤのライト点灯で、シャーシもちゃんとオフロード走行が楽しめるタイプを装備しているのですから、スケールモデルでは満足できない者には充分すぎるセットなのです。(誠に個人的、マニアに言わせせれば甚だ中途半端なものでしかないのでずが)
サイズは全長422×全幅195×全高200mm、重さは約1480g。
ホイールベースは242mmで、トレッドは前後とも160mm。
タイヤ幅と直径は前後とも幅33、直径90mm。
フレームはラダーフレーム風バスタブタイプで、駆動方式は縦置きモーター・シャフトドライブ4WDで、前後3べべルのデフギヤを備えます。
サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーンで、リアがリンクリジッド、ダンパーは前後ともCVAオイルダンパーになります。
セット内容は、塗装済みボディとシャシ、動力用7.2Vバッテリー、充電器、ホイールトリガータイプの2チャンネル送信機となります。