

2010 年に国産真空管として35年ぶり輩出されたTA-300Bのリニューアルモデルです。
ベースを品質や外観の改善のため金型から作り直し、同時にレーザー式寸法測定器を自社制作することで更なる精度強化を行うとともにその他の部材も大幅に見直しを行ない、デザインもブラックにしての再登場になります。
いわゆる"中華300B"も、上マイカ板にグリッド支柱を通す穴が2個あって、1個は固定タイプの丸穴となっており、制作バラつきを吸収するため長穴になっているのですが、この品は国産だけに、この長穴がグリッド支柱が余裕を持って入っていることから、扱いやすくもなっています。
形式は直熱3極管となり、フィラメント電圧5V、電流1.2Aで、AC/DC両対応。
最大プレート電圧450Vで、最大プレート電流は100mA、最大プレート損失は40Wになります。