

アルミホイールにこびりついた汚れを、泡立てたり擦ったり、研磨する必要なくことなく、落としてしまう液体クリーナーです。
アルミホイールの汚れは、とりわけ制動配分上、後輪より負荷がかけられている前輪が、ブレーキパッドの出すダスト(金属粉など)を含んで酷くなるもので、それは、基本的にパッドをローターに削らせる抵抗で制動させる理論性を日本製より強く持たしてある欧州車に如実です。
それで洗車の際には、ゴシゴシと擦りもして念入りに洗ってみるのですが、すぐに黒ずんできたり赤茶けてきたりで、そこで手軽に手に入れられるクリーナーをホイール専用洗剤を買ってきてはまた洗うのですが、それを繰り返してても遅かれ早かれ汚れが染み付いてしまって洗っても取れなくなってしまいます。
それこそ、季節の変わり目にスタッドレスなどにタイヤを交換したおりには、普段、見ることのなかった裏側の汚れには、ゾッとすることさえあります。
これらの汚れは従来のクリーナーの成分が、汚れがパッドなどの金属粉の酸化によることが多分のため、同様の酸性を示すアンモニアを主とした酸によって同調させて溶かそうとする方法をとっていたために、むしろ、他の汚れと混合した場合に同調が強くなってアルミホイールの金属面に深く入って酸化を進めてしまい、汚れを固着させる場合も少なくないためです。
果たして今回、紹介するクリーナーは、汚れに塗布して、擦りつけるどころか泡立てることもなく、塗り伸ばすように広げるだけでアッサリと綺麗にしてしまう力を持ってます。
ショップ側はその秘密を公開していませんが、どうやら一般に市販される洗剤のように酸化に対して酸で同調するのではなく、逆にアルカリ性成分を強めて、酸性と中和させて汚れを浮かせる方法を取っているようです。理論的には、これなら再度、アルミホイールに汚れが吸着することなく、クラック(ヒビ割れ)などの原因となるホイール表面に染み付くように入り込んでいる錆も溶かしてしまうことになるのですが…
ともかく、とりわけお気に入りのホイールなのに汚れが取れずに困っている方は、試してみて損はないと思います。
ショップは大阪で営まれているようですが、汚れを取るだけでなく、洗ったあとに白浮きしてしまうような場合の相談にも、気さくに対応して答えてくれます。