


プロ用機種に備わるバランス型端子、また、スピーカー出力にも対応したヘッドフォンアンプです。
廉価性そのままに、従来モデルより、コンパクトながら入出力やゲインコントロールの状態が一目で確認できる視認性の高いディスプレイを搭載し、インターフェイスに関しても使い勝手が良くなっています。
インピーダンスの異なる2種類の出力端子とゲインコントロールの2つのシステムの組み合わせにより、16 Ωから上は300 Ω程度まで対応、多種のヘッドフォンの特性や実力を活かす再生が可能となっています。
ボリュームコントロールで対応しきれない音圧レベルの過不足に対しては、アンプのゲインをHIGHとLOW で切り替えて使用することができ、それぞれのヘッドフォンの特性に合った最適レベルでの再生が可能になります。このゲイン切り替えは、バランス型ヘッドフォン、標準プラグ型ヘッドフォン、スピーカーすべての出力に有効です。
ステレオ標準プラグと、バランス型ヘッドフォンの双方に対応可能なノイトリックス社製高級コンビネーション端子を採用しています。
また、スピーカー出力端子を装備し、50W の大容量トロイダルトランスの搭載で、安定した電源供給を実現し、通常のコントロールパワーアンプとしても使える仕様でもあります。
入力端子は通常のアンバランス型RCA 端子1 系統、バランス型XLR 端子1 系統を装備。入力切替はフロントパネルのスイッチで簡単に行えます。
総じて、たまに個体差があり、ボリュームにガリノイズが入るなども問題もあるようですが、これは使い込んでいくうちに、それなりにエージング(?)していく問題であるようで、ともかく何よりはその廉価性でありながら、音の響きや立体感、とりわけライブ音源などは場の雰囲気や臨場感を高く伝えるものとなっています。
