・ フェラーリ仕様 M-084
・ マセラティ仕様 M-097
フェラーリおよびマセラティのオールドタイマー・レーシングカーをコレクションするうえで外すこのできないトランスポーター、各スクーデリア仕様の1957 フィアット 642 RN2の1/18スケールの精密モデルです。
総パーツ数が、フェラーリチーム仕様にして3000以上、フィアットチーム仕様にして2500以上と差があるものの、この2種の品はいずれも、トランスポーターにとって何より肝要な機能である車輌積載用のホイストにより、コレクションのレーシングカーを3台、載せられることを始めとして、ランプ、ワイヤー・プーリー、テールゲートロック、スベアタイヤ、バッテリーボックス……。
挙げればキリがないほどに忠実に、かつ可動するように仕立てられ、当然のごとく運転席だけでなく、トランスポーターにとってこれも必要不可欠なツール収納を含む簡易作業スペースもしっかりと再現されています。
トランスポーターだからといって、そのシャシやパワートレーン部、足回りなどにも手が抜かれていることはなく、エンジン、ギアボックス、リアアクスルやドライブシャフト、サスペンションなどもしっかりと実車同様に仕上げられており、それはエアフレーキ、油圧パイプ、ケーブル類にまで至り、スペアタイヤも脱着可能で、車留めまで付属するいたせりつくせり。
1/18スケールの大きさだけに僅かな瑕疵も許さず、ラジエーターキャップやフィラーキャップにはしっかりとフィアットのロゴが刻まれているという具合です。
誤解を恐れず記してしまうならば、お気に入りのレーシングカー1台と、このトラスポーター1台があれば、コレクションとして充分に満足できてしまう仕立てであり、また、既に数台のレーシングカーコレクションをお持ちの方なら、1957年モデルの全てを所有したくなるといった、些か中毒性を深めてしまう怖い存在でもあります。