スマートフォンとの二台持ちに高い利便性を発揮してくれる安定した受信力を備える通話専用PHSです。
通信費が抑えられる、そして、バッテリー持ちの良さと通話音質の良さも周知のPHSですが、このモデルは軽く、胸ポケットなどに無造作に放り込んでおけて水濡れや埃、落下にも強い防水性能と防塵性能(IPX5/IPX7およびIP5X)、耐衝撃性能(MIL)を備えての携帯性の良さに加え、先代から受信力の高さにも定評あるもので、並みの携帯電話、スマートフォンが圏外になるところでもしばしば使える受信性能を備えるところを基本として、スマートフォンや携帯電話とBluetooth連携することで、子機として利用できる機能を備えます。つまり、この品で、スマートフォンへの着信を受けたり、スマートフォンの電話番号経由で発信したりすることができ、また、ヘッドセットやハンズフリー機器とリンクすることもできるようになっています。そして、この品を取り扱うウィルコムの方も知らない方がいるようですが、先に久しぶりにiPhone持ちとなった筆者、iPhoneでもBluetoothとの接続により電話帳の同期が簡単にできるようにもなっていたのは嬉しい誤算となったことから、そこで先述の防水性能と防塵性能、および耐衝撃性能ですので、まさにiPhoneとの二台持ちに相応しいものとなっていると独断ながら強調しておきます。もちろん、他のスマートフォンとの二台持ちでも便利、特に液晶画面が大きくサイズが大きめでカバンに入れて持ち歩かざるを得ないモデルを利用する方には通話用に非常に重宝するものとなっています。
ストレートモデルですが、コンパクト、塗装の質感も高く、持っていても決して恥ずかしさを覚えず、利用するうえでは、最初はボタンの小ささ、また液晶画面の小ささ(2インチ)に戸惑うこともありますが、電話帳経由とすることで余り気にならなくなります。
なお、カメラ機能は31万画素CMOSのオマケ程度ですが、別途、些少の料金が必要なものの、着信した電話が迷惑電話の疑いがある場合に自動判別して警告を表示するモバイル迷惑電話チェッカー機能、気象庁が配信する各種速報や警報を受信して表示する緊急速報メールにも対応していますで、通話ができればいいという方には、これ一台持ちでもなかなか働いてくれるものとなっていると思います。
サイズは幅42×高さ126.5×厚み11.8mmで、重さは80g。
連続通話時間は約11時間で、連続待受時間は約790時間となっています。Bluetooth接続を使っても、2、3日は十分に持ちます。
