

日産エルグランドのE51系、つまり先代モデル用のフロント、サイド、リアのエアロパーツ三点セットです。
今やモデルチェンジしているエルグランドですが、「ファーストクラス」を謳い文句にラグジュアリーな内装とそれに相応しい座り心地のシートとその多彩なアレンジ性でゆとりと寛ぎを提供して国産ミニバン界をリードし、未だにオーナーの多いE51系、果たして乗り換えることになく愛用されている方の意見に共通するのは、メーカーが謳った内装の豪奢さやシートの座り心地ではなく、現行のFF車にはない、FR、つまり後輪駆動によるドライブフィールが代え難いことにあるようです。
初代同様に輸出及び海外生産を念頭に設計されたSUV車、テラノ系のプラットフォームを利用しながら、2代目となるE51では、カルロス・ゴーン氏を迎えての新体制の中でのデザインのデコ入れととも、後輪サスペンションをマルチリンク化、ブレーキも四輪ディスク化、そしてエンジンもサルーンやスポーティカーに用いる、当時、新設計ホヤホヤだったVQ型を採用、ミッションのATも5速化するなど、運動性能が根本から見直させれ、これが競合車と異なりエンジンが縦置きであることと相乗してメリットを生み出し、コントラーブルなFR特有の性質が屹立して、未だファンを存在させているという訳なのでしょう。
今回、紹介するエアロパーツ3点キットは、いかんせん生産終了車用なために未塗装(黒ゲルコート)で、いわゆるアウトレットとしてお得になっているものですが、基本的なところでは単なるファッション性だけを追ったものではなく、E51型にもたらされたスポーツ性を補うエアロダイナミクスをしっかり考慮した設計になっており、とりわけ加速時の荷重移動によるもの、また高速走行時の、揚力が発生しやすい性質を抑制する仕立てになっています。
適合車種は、日産エルグランドE51 標準仕様車になります。

◇その他のバッカス製エアロパーツ3点キット(未塗装)


・ アルファード 初代用 ・ オデッセイ RB1/2用