近代建築の祖、ル・コルビュジェのデザインによるソファベッドタイプの3人掛けソファです。
ソファベッドというと現在、一般的には便利に思えて実は座りにくかったり、寝難かったりと、多目的の無目的の典型のように思われている傾向の強いもの、それをコルビュジェもあろう方がデザインしていたのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、このソファはコルビジェが個人用に製作していたもので、製品としては流通しなかった幻のソファと言われているもの。
さりとてよくよく考えてみれば、コルビュジェ自身のライフスタイルといえば、長くパリ市内の狭いアパート住まい、晩年に南仏の海辺に建てて終の棲家としたのは本当に小さな、納屋のような小屋。何よりその設計理念は、180㎝程度の身長の人間をベースにしたモデュロールを基本にして必要最低限のスペースをいかに機能的に作り出すかにあった訳ですから、ソファとベッドを一緒にするという考えも必然だったといえます。
この品はいわゆるジェネリック品として中国で生産されているものですが、デザインを忠実再現し、高品質のポリウレタン素材の合成皮革、シンセティック・レザーを張り革に採用して縫製はしっかりと、そして、手入れも易くなっており、脚部を含むフレーム部のステンレスも丁寧に溶接し組み上げられています。
サイズは幅2060mmX奥行720mmX高さは座面が400㎜で、背もたれを起こした場合は730mmです。
色は、ブラックと、ホワイトの2タイプがあります。
