
繊細でたおやかな再生力に優れたサンスイのプリメインアンプ、AU-9900のレストア品です。
残念ながらオーディオ部門どころかメーカー自体が民事再生法申請するなど、往時を知る者からすると非常に寂しい状態にある山水ですが、このモデルは今もサンスイのオーディオ品を愛用する方々が認める名機、現代の機種に比べれば明らかに低音での力不足が感じられると言わざるを得ないものの、通常のトーンコントロールに加え中域のコントロールが可能なトリプルトーンコントロールを搭載、また、トーンセレクターによりターンオーバー周波数を、低域3段階、高域3段階に切替えできることなどから、その音質は冒頭で記したように繊細な音源への対応力に優れ、音色も柔らか、強いて言うなら真空管モデルに近く、特にクラシック音楽、またオペラなどを愛聴する方々にはボーカルが太めに再生されることから、今も愛されているものです。
この品は、ノイズの原因となる電解コンデンサ、トランジスタ、カーボン抵抗、ダイオード類などを交換、スイッチ類やリレーも分解清掃したうえでシリコングリスを塗り替え、ハンダ盛りも全箇所実施してという徹底した整備を施したうえで、DCバランス、アイドリング調整を施してあるレストア品となります。
AU-9900は当時の価格で14万程度、一般に流通する中古価格は希少価値があるだけに7万円程度となっているようですが、この品は良心的な価格となっています。
尚、サイズは幅460×高さ160×奥行375mm、重さは17.9kg、定格消費電力は180Wです。