
1979年製のテクニクスのコントロールアンプの名機、SU-A4のレスア品です。
テクニクスといえば旧松下、現パナソニックのオーディオブランドになるもので、オーディオ製品としてはピンとこない方も多いかもしれませんが、このモデルはプリアンプにおける波形伝送の理想を追求、些か乱暴な例えをすれば、あえて無個性に徹して高いコントロール性、柔軟性を備えたものとなっています。
とはいえ1979年製、つまり決して新しいといえるものではありませんので、この品については、徹底的なメンテナンスが施されています。
大まかにレストアの内容を記しますと、当然のこととして内外清掃したうえで電源ケーブルも交換、電解コンデンサを全てオーディオ用に交換、そして、カーボン抵抗を全て金属皮膜抵抗に、それからセレクタースイッチ、ボリュームも清掃、パワー電球をLEDに交換、そのうえでボルテージ、アイドリング、DCバランス調整を施してあります。
特にSU-A4はボリュームがR、Lで狂いのあるものがありますが、これはアイドリングの狂いが原因、この品についてもRチャンネルからブツブツと音が出た様子、それはアウトプットアンプのRチャンネルのμPA68HのICが原因だったようで、そのため今では非常に貴重なμPA68Hが交換されています。
また、ViaTone、DC切り替えスイッチに接触不良が多いモデルでもありますが、その点も解消されています。
総じて、天板に塗装の傷みはあるものの、性能的には年式の割には程度が良かったようで、放熱板にチタンが使われていたりすることに、数十年も前もモデルながら驚いたり感心したりさせられます。
レストア品、つまり中古品としては、一般的な中古ショップに比べればお得なものの少し高めの価格、しかしながら先述したとおり基本的に年式の割には程度が良いものを徹底的にメンテしたものですので、色んなカテゴリーの音源を普段使いで愉しめるメインのプリアンプとしての1台をお探しの方には勧められる品となっています。