
シリコン樹脂製の折りたたみ式ケトルです。
アウトドア、キャンプなどフィールドに出掛けた折の湯沸しというと、重ねて仕舞えることからコッヘルやシエラカップを使うことが多く、ケトルというとかさ張ることから敬遠しがちなのですが…
このケトルは、シリコン樹脂製で厚さ6㎝程度に折りたためるものです。底部にはステンレスが施してあり、シリコン樹脂自体も耐熱温度230度とちゃんと対応してあるものです。
これなら、ちょっとしたツーリング、野鳥撮影などの携行にかさ張らず、合間に湯を沸かすのも、鍋などと違って風が吹いても埃などが入りにくく便利です。
容量は1リットル。サイズは縦14.7×横21.3×高さ14.2cm(収納時:高さ6cm)。熱源は、ガス、IH、ハロゲン、ラジェント、シーズ、エンクロに対応します。ピンク、レッド、グリーンの3色から選べます。
※試しにフィールドでいつもなら鍋で淹れているコーヒーをこのケトルで試してみましたが、最初は少しシリコンやナイロンが熱される臭いがするものの、数回すると消え、さしたる問題は感じませんでした。
因みに、甚だ荒っぽいながらもフィールドでのコーヒーの淹れ方の一例をご紹介します。鍋でもケトルでもできます。先ずは湯が沸騰したら粗引きのコーヒー粉を投入、一分ほど沸かし続けた後に火を止め、カップ半分ほどの水を入れて、豆をケトル(または鍋)の底に沈ませて、ケトル及び鍋のコーヒーの上澄みを飲むというやり方。多少、粉が口に入りますが、部屋でなら感じるだろう雑味が、野外ではコクに感じられてなかなかオツなものです。コーヒー発祥地のアフリカからアメリカ西部開拓時代を経ての北米大陸のカウボーイたちも未だに行っている飲み方です。