
放送用テレビレンズ技術による超高倍率レンズを採用した、オールインワンのカメラです。
肝とになるのは有効1,200万画素の2/3型EXR CMOSセンサーと24-624mm相当の26倍ズームレンズという訳ですが、これによりレンズ交換式デジタルカメラでは得難いズーム域を利用できるものになっています。
それにつけてもXシリーズにおけるフジフィルムの入れ込みというのは相当のもののようで、既に好評なX100、X10同様にこの機種においても、アルミ削り出しのモードダイヤルとコマンドダイヤルは操作感、質感ともに高く仕立てられおり、ボディ全面に施されたラバー調コーティングによるホールディングの高さもなかなかなものです。
メーカーによれば、Xシリーズの高品位な質感を継承したものとのことですが、既に輩出されているX100、X10同様に、明るい筈ノレンズを採用している割には画質はシックに仕上がる印象ですので(あくまで個人的に印象ですが)、写真に明るさを求める方には少し不満を感じられるかもしれません。
ともあれ操作性としてはシャッターボタンと同軸の電源スイッチやマニュアルズームレンズの採用によって一般的な一眼レフカメラ同様のもので、機能としても、フル画素で7コマ/秒の連写速度、フルHD動画記録機能、パノラマ撮影機能などを備え、手ブレ補正も高い望遠端でも結構、安定したフレーミングが行なえるようになっていますので、あれこれ後で揃えなければならないのは面倒だという方には、同価格帯のレンズ交換一眼レフ、ミラーレスをよりはかなりお得な一台といえるのではないでしょうか。
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[仕様概要]
本体サイズ:H107×W135×D149mm
本体重量:約945g(付属バッテリー・メモリーカード含む)、約905g(バッテリー・メモリーカード含まず)
CCDサイズ:2/3型 EXR CMOS 原色フィルター採用
有効画素数:1200万画素
液晶モニターサイズ:3.0型 TFTカラー液晶モニター 約46万ドット(視野率約100%)
ビューファインダー:0.47型 TFTカラー液晶ファインダー 約144万ドット(視野率約100%)
レンズ=焦点距離(35mm判換算):24-624mm相当、レンズ構成:12群17枚(非球面8面4枚、ED2枚)
絞り・開放絞り:F2.8~F11(広角)、F5.6~F11(望遠)、1/3EVステップ
ズーム機能:光学ズーム:26倍/デジタルズーム:超解像2倍(1.4倍)ズーム(光学ズームと併用して最大約52倍)
最小撮影距離=標準:[広角]約30cm~∞、[望遠]約2.0m~∞、マクロ:[広角]約7cm~3.0m、[望遠]約2.0m~3.5m スーパーマクロ:[広角端]約1cm~1.0m
消費電力:標準撮影枚数:約460枚(撮影モードAUTO時 CIPA対応)/約500枚(EVF使用時)
記録メディア:SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード(UHS-I 対応)、内蔵メモリー(約26MB)
シャッタースピード:1/4秒~1/4000秒(AUTO時)、30秒~1/4000秒(全モード合わせて)
ISO感度:AUTO/AUTO(400)/AUTO(800)/AUTO(1600)/AUTO(3200) ISO100/200/250/320/400/500/640/800/1000/1250/1600/2000/2500/3200/4000/5000/6400/12800(標準出力感度) ※ISO4000/5000/6400は画像サイズ[M][S]、ISO12800は画像サイズ[S]で設定される画素数となります。
連写可能枚数:超高速:約10コマ/秒[サイズM、S] 高速:約7コマ/秒 中速:約5コマ/秒 低速:約3コマ/秒
静止画種類:DCF準拠 圧縮:Exif Ver.2.3 JPEG準拠/DPOF対応 非圧縮:RAW(RAF独自フォーマット)、RAW+JPEG
動画種類 = 【記録方式】H.264規格準拠(MOV)、ステレオ音声付、【記録画素数】1920×1080ピクセル/1280×720ピクセル/640×480ピクセル 30フレーム/秒 音声付き(ステレオ) 動画撮影中の光学ズーム(マニュアル)可能 動画撮影中のマニュアル・フォーカス可能
付属品:充電式バッテリー NP-95、充電器 BC-65N、ショルダーストラップ、専用USBケーブル、専用レンズキャップ、専用レンズフード、CD-ROM(画像ビュアーソフト、RAW現像ソフトなど)、使用説明書・保証書一式