1965年に発売された大口径レンズ搭載の、マニュアル露出も自動露出も可能なカメラの中古品です。
デジタル、デジタル一眼、ミラーレスデジダル一眼などど機種が多種多様に出揃っている現代にあって、フィルム式のマニュアル、それも中古もド中古としかいいようがないものを紹介するのは甚だ馬鹿げているかもしれません。
この品は当時、小型のカメラとしてファインダーや距離計が見やすいものだったそうですが、当然、今の基準からすれば、レリーズボタンが深かったりと動作が重く、カメラ自体が何より重い。
さりとて、今のカメラの持つ軽快さが微塵もない、"機械然"としていた存在が漂わせる佇まい、そして、一つ一つ操作するごとに感じさせる手応え(重さなのでずが)は、一瞬を捉える作業において何にも変えがたい感動を付随させるものです。
状態としてはメーターを含め年月を経たものとして妥当なレベルの反応、操作性で、決して精度が期待できるものではありませんが、全ての手動操作は可能です。
シャッター整備、距離計、レンズ、ファインダークリーニングがすまされたもので、マニュアルシャッター機構に３ヶ月の保障が付いています。
[仕様概要]
シリアル：405727。
セルフ・シャッター全速作動。
距離計作動、∞概ね一致。
写真のフィルター付属。
電池はH-D、MR-9、625型を使用。
レンズは特に目立つ不具合ありません。
◇参考文献
ミノルタカメラのすべて
懐かしいミノルタ往年のモデル500機種を凝縮
(エイムック―マニュアルカメラシリーズ (735))
